- 「フィトンチッド」とは
- ロシア語で、フィトン=「植物」 チッド=「他の生物を殺す能力を有する」という意味をもちます。
これを繋げて読むと、「植物からでる揮発成分は殺菌作用がある」という意味になります。
そうなんです!
植物は、自由に動き回ることのできない植物が、害虫などの外敵から攻撃や刺激を受けたり、傷ついた時でも病原菌に感染しないように傷口を殺菌したり、害虫を寄せ付けない為にフィトンチッドを作りだし、発散することによって、自らの身を守ります。
身の回りにある植物達は、自らの力でこの大都会、そして大自然でも 治癒能力を発揮して、生き抜いています。
それに引き換え私たちは…
日々の様々なストレスに打ち勝てないでいます。
はるか昔、私達人類は、土と共に生き、森や動物などと共に共同生活を行っておりました。しかし、工業が発達し、大気汚染はもとより、排水による汚染、利便性、快適性を求めすぎた都市区画整理など、自然との共存を拒否した生活を選び、自然と共存する事とはかけ離れた方向へ発展してまいりました。
その結果、免疫力が落ち、従来では考えられなかった病気。例えば、花粉症、アトピー、不眠症などの現代病に私たちは悩まされています。
そして、そうしたことも様々な肌ストレスを生み出す元凶となっています。
従来から植物はその抗菌効果からまな板、酸化防止効果を活かして生もののショーケースに使用されています。
そして近年、植物の力「フィトンチッド」は空気清浄機など様々な分野で活用され始めているのです。
※コールド製法は、この過程を加熱せずにゆっくりとすすめる製法です。フィトンチッド成分を壊さず石鹸素地に練り込める最適の製法です。またこの製法で作った石鹸の良さは、熱を加えずに自然に熟成させるため、油脂が劣化しないことと、石鹸成分以外の大切な副産物『グリセリン』がまるごと含まれていることです。このグリセリンは、フィトンチッド成分とともに非常にすぐれた保湿効果があり、お肌に薄い膜をつくり、お肌の水分をしっかりとキープします。ですから、その使用感には自信ありです。こんなに素晴らしい製法ですが、実は、石けんが出来上がるまでに1ヶ月~2ヶ月とかなり時間がかかるうえ、品質管理が難しいのです。このため、大量に生産する場合などは、非常に経済効率が悪く導入されていません。